【きょうの料理】「だしの取り方」だしのおいしい方程式

2023年11月24日放送の『きょうの料理』は伝えたい!にっぽんの食「だしのおいしい方程式」。こちらのページではその中で紹介された「だしの取り方」についてまとめました。作り方や材料など詳しいレシピはこちら!

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伝えたい!にっぽんの食「だしのおいしい方程式」

レシピを教えてくれたのは、ミシュランガイド3つ星和食料亭「菊乃井」3代目・村田吉弘さん。

きょうの料理 菊乃井 村田 吉弘 だしの取り方
(出典:https://www.nhk.jp/p/kyounoryouri/)

昆布と削り節のだし

特徴
雑味が少なく、スッキリとした味わい。しみじみとした上品なうまみをもち、だしそのものを味わいたい料理に向いている。
オススメ料理
お吸い物/茶碗蒸し/だし巻き卵
材料
(できあがり量:約1.3ℓ)
  1. 水 1.8ℓ
  2. 昆布 30g
  3. 削り節 50g
作り方
  1. 鍋に水(1.8ℓ)昆布(30g)を入れ、中火にかける。
  2. 湯気が上がってきたら(60℃が目安)、極弱火にし、60℃程度の状態を保って約1時間熱する。
  3. 昆布は60℃以上になると粘りが出てうまみが出にくくなるため、なるべく60℃の状態をキープして加熱
  4. 昆布を取り出して火を止め、鍋のフチがフツフツしてきたら(85℃が目安)、火を止める。
  5. 削り節(50g)を加え、約10秒たったらキッチンペーパーを敷いたザルなどで濾す。
    *なるべく早く使い切る
  6. 削り節を加えたら、苦味やえぐみがでないようになるべく動かさない。濾した後も絞らない!

▼ だしを味わう一品

煮干しのだし

特徴
魚介の風味が強く、まろやかなうまみをもつ。食材の味に負けないコクがあり、濃厚でパンチのきいた料理に向いている
オススメ料理
みそ汁/煮物/うどん
材料
(できあがり量:約1ℓ)
  1. 水 1ℓ
  2. 昆布 10g *なるべくきれいな銀色で、割れていないものを選ぶと◎
  3. 煮干し 40g
作り方
  1. ボウルに水(1ℓ)昆布(10g)煮干し(40g)を入れてラップをし、冷蔵庫に一晩(8時間程度)おく。
  2. キッチンペーパーを敷いたザルなどで濾す。
    *なるべく早く使い切る
加熱せずに水でだしを取ることで、煮干しのクセが抑えられる。水出しの場合は、煮干しの頭やワタを取らなくてよい

▼ だしを味わう一品

精進だし

特徴
やさしい味わいの中に力強いうまみをもつ。精進料理のような動物性たんぱく質を使わない料理でも、素材の味を引き立たせ、満足感が得られる。
オススメ料理
けんちん汁/野菜の煮物/炊き込みごはん
材料
(できあがり量:約1ℓ)
  1. 水 1ℓ
  2. 昆布 30g
  3. 干ししいたけ 10g
作り方
  1. ボウルなどに水(1ℓ)昆布(30g)干ししいたけ(10g)を入れ、水面を覆うようにピッチリとラップをし、冷蔵庫に一晩(8時間ほど)置く。
  2. 干ししいたけが浮かないよう、ラップを貼りつけて落としブタ代わりにする
  3. 鍋に(1)を移し、中火にかける。
  4. 鍋の縁がフツフツしてきたら(80℃が目安)、火をとめてそのまま冷ます。
  5. キッチンペーパーを敷いたザルなどで濾す。
    *なるべく早く使い切る

▼ だしを味わう一品

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その他紹介されたレシピ

*本記事に掲載されている情報は記事作成時点のもので、現在の情報と異なる場合があります



NHK「きょうの料理」
NHK Eテレ 月~火曜21:00~、NHK総合 金曜12:00~
(再放送 NHK Eテレ 火~水曜11:30~、NHK Eテレ 水曜21:00~、翌月曜11:30~

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