嗜好飲料類
栄養摂取を主な目的とはせず、香味や刺激を楽しむための飲料。
アルコールを含む飲料(酒精飲料)とアルコールを含まない飲料(ソフトドリンク)に大別され、ソフトドリンクには、清涼飲料類(果実飲料、乳清飲料など)のほかに、コーヒー・ココア・茶などがある。
アルコール飲料類
エチルアルコールが含まれている飲料。酒税法では、アルコール分を1度(1%)以上含むものをいう。
酒に含まれるアルコール分は、ほとんどが酵母の作用によって糖がアルコール発酵したもの。
醸造種類
穀類、果実等の原料を酵母で発酵させたまま、または濾過して製品化した酒。
原料自体に含まれる糖分を直接発酵させた「単発酵酒」と、穀類等のでんぷん質を糖化させてから発酵させた「複発酵酒」がある。
清酒
別名:日本酒。
米、米こうじ、水を原料として発酵・濾過したもの。
ビール
麦芽の使用割合が100%のものと、特定の副原料として、麦・米・とうもろこし等を使用して発酵させたもので、麦芽の割合が50%以上のものをビールと定めている。
発泡酒
麦芽の割合が50%未満のもの、ビール製造に認められない原料を使用したもの、麦芽を使用せず麦を原料の一部としたものの総称。
ぶどう酒(ワイン)
ぶどうから作られる醸造酒。色調の違いにより、白・赤・ロゼの3種類に分けられる。
渋味はなくフルーティーで、すっきりした味わい。発酵を途中で止めて糖分を残したものは甘口に、最後まで発酵させると辛口になる。
タンニンも同時に出るため、渋味がある。
赤ワインと同様に作って、途中で果皮を取り除く方法、黒ぶどうを強く搾り、果汁を発酵させる方法、黒ぶどうと白ぶどう混ぜて発酵させる方法等がある。
紹興酒
もち米と麦こうじからつくられる。長期間貯蔵したものは「老酒(ラオチュウ)」と呼ばれる。
蒸留酒類
発酵によってつくられた酒を、さらに蒸留した酒。
アルコール分が高いのが特徴。げんりょうは果実、穀類、いも類、糖蜜等。
連続式蒸留しょうちゅう(旧甲類):何度も蒸留した酒。アルコール分は35度が多い。ホワイトリカーとも呼ばれ、果実酒やチューハイのベースに使われる。原料は糖蜜(さとうきび等)を使うことが多い。
単式蒸留しょうちゅう(旧乙類):1回のみ蒸留した酒。アルコール分は25%が多い。本格焼酎と呼ばれる。よく使われる原料は、さつまいも・大麦・米・そば・黒糖等。原料の香りやうま味が残っているため、そのままロックで、またはお湯割り等で飲むことが多い(沖縄の泡盛もこの部類)。
沖縄の特産。
大麦麦芽のみを原料にしたウイスキーを「モルトウイスキー」、とうもろこし・ライ麦・小麦等の穀類を原料にしたものを「グレーンウイスキー」と呼ぶ。また、モルトウイスキーとグレーンウイスキーと混合した「ブレンデッドウイスキー」がある。
ブランデーの語源はオランダ語の「ブランデウェイン」で、焼いたワインという意味。
ウイスキー同様、蒸留後に樽で熟成させるが、ほとんどが新酒と古酒をブレンドしたもの。
高濃度で蒸留し、活性炭で濾過するため、ほhとんど無味・無色・無臭。ロシアの代表的なお酒。
無色透明でさわやかな香味を持つ。香草にはジュニパー・ベリー・コリアンダー・アニス・フェンネル・カルダモン等の種子・柑橘類の果皮・シナモン等が使われる。
風味により「ヘビータイプ」「ミディアムタイプ」「ライトタイプ」の3種に、色により「ゴールド」「ホワイト」の2種に分類される。
ホワイトラムは樽熟成の後に活性炭で濾過したもの。
混成酒類
本みりん:甘味や照りを出す調味料。酒類に属さない「みりん風調味料」を区別するため「本みりん」と呼ぶ。
「みりん風調味料」については[調味料]を参照。
茶類
茶類は、ツバキ科の茶樹の葉を加工して、お湯で浸出して飲用にするもの。
加工工程で発酵させない「緑茶」、半発酵させる「ウーロン茶」、発酵させる「紅茶」、蒸製堆積発酵茶の「黒茶」「プーアル茶」に大別される。
緑茶類
不発酵茶。発酵させていないため、他の発酵茶よりビタミンA、C、Kがずば抜けて多い。
また、抗酸化作用があるといわれる茶カテキンも豊富
茶摘みの時期により、一番茶(新茶:5月初旬)から四番茶(8月)まである。
煎ることで香ばしい香りが付き、色も茶色になる。
最近はお茶の色が鮮やかな茶色になるように抹茶を加えたものが主流。
発酵茶類
普通の食品の発酵とは異なり、お茶の発酵とはおもに酸化のこと。
微生物による発酵はごく一部のお茶(主に中国茶)に限られる。
お茶の木の産地によって味わいの違いがわかる。茶葉をアッサム、セイロン等と地名で呼ぶのはそのため。
紅茶の種類は多様だが、茶の木に種類があるわけではない。
また、紅茶に花や香料で香りをつけた「アップルティー」「アールグレイ」等のフレーバーティーも出回っている。
コーヒー・ココア類
気分転換や疲労回復・覚醒作用がある。
コーヒー豆は原産国や産地の名前が付いているものが多く、それぞれに酸味や渋味等のバランスに特徴があるため、好みでブレンドする。
コーヒーと異なり、浸出液ではなく、お湯に溶かして飲む。
ピュアココア(別名:純ココア)カカオ豆100%から作られ、香料や添加物を加えていない。
ミルクココア(別名:インスタントココア)ココア粉末に牛乳成分(粉末)や砂糖、香料等を添加。お湯を注げば飲める。
その他
粉末タイプや冷凍タイプがあり、野菜を手軽に摂取する方法として広まった。
最近は、酒かすをお湯で溶き、当分を加えたものも甘酒という。
どちらもアルコール分をほとんど含まないため「酒類」には含まれない。
お湯に注いで飲む。ミネラル分が豊富だが、食塩相当量は高い。
水に糖分・クエン酸・アミノ酸・ビタミン・ミネラル等を加え、吸収しやすく調整している。
カフェインを全く含まない。